藤野こどもクリニック

 予防接種のお話 

予防接種について

2020年10月からロタウイルスワクチンが定期接種になり、子どもが受けなければならないワクチンは日本でもほとんど公費で接種できるようになりました。日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールをもとに、生まれてから受けていくワクチンについて説明します。

ワクチンデビューは生後2か月です。
ヒブと肺炎球菌は、どちらも乳児期から罹る重症な髄膜炎の原因菌です。2か月以降の早い時期から接種を始めるようにしましょう。2023年4月からは四種混合ワクチンの接種開始が生後3か月から2か月になりました。生後間もなくから罹患すると重症化する百日咳を予防するためにも、2か月になったらヒブ・肺炎球菌・四種混合の同時接種からワクチンを始めましょう。

予防接種スケジュール表 2023年4月1日版

予防接種スケジュール表 2023年4月1日版 (PDF:729KB)

B型肝炎ワクチンは生後2か月から接種できます。できるだけ早い時期からの接種開始が望ましいワクチンなので、接種を予定される方はヒブや肺炎球菌ワクチン、四種混合と同時に始められるのがいいと思います。 ロタウイルスワクチンは経口接種のワクチンで、2回接種のワクチンは生後6週から24週まで、3回接種のワクチンは32週までに済まさなければなりません。ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンと同じ時にロタワクチンを飲むような予定を立てるといいでしょう。

BCGは平成25年度から彦根市は個別接種となって、接種時期は5か月から8か月が標準的な接種期間と変更になりました。BCGは乳児結核を予防するためのワクチンなので、できるだけ早い時期に受けることが望ましいです。ヒブや肺炎球菌、四種混合ワクチンが終わって5か月になったら早めに接種するようにしましょう。

お誕生日が来たらMRワクチンと水ぼうそうのワクチン受けて、できればおたふくかぜワクチンも1歳の間に受けるようにしましょう。ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンの追加接種もこの時期に接種となります。おたふくかぜワクチンは任意接種ですが、おたふくかぜの合併症である神経性難聴を予防するために、ぜひ接種していただくことをお勧めします。

新型コロナウイルス感染症はワクチンで予防できる感染症です。短期間に開発されたRNAワクチンは非常に効果が高く優れたワクチンにも関わらず小児では接種率がとても低くなっています。感染しても発熱などの症状で数日以内に治癒することが多い疾患ですが、時に脳炎や心筋炎などの合併症で死亡することがあります。2022年までで20歳未満の方の40名が命を落としています。接種可能なお子様はぜひ接種されることを検討お願いします。

当院のワクチンスケジュールは日本小児科学会が推奨する予定に沿って作成しました。
学会のホームページ  20230413_vaccine_schedule.pdf (jpeds.or.jp) に予定表がありますので、一度ご参照ください。

お問合せ

お問合せにつきましては、電話の他、お問合せフォームからも行っていただけます。
どのような事でもお気軽にお問合せください。

0749-47-5311
電話受付時間 平日8:00~17:00

Facilities
施設のご案内