アレルギーのおはなし

こちらのページでは、アレルギーについていろいろご紹介します。

食物アレルギーについて

1.食物アレルギーとは?

食物アレルギーは、食品の摂取で皮膚や胃腸、呼吸の症状がでる疾患です。
赤ちゃんで皮膚が悪くなるとアレルギーを心配されるお母さんが多いですが、皮膚の症状のほとんどは湿疹で、ステロイド軟膏を正しく使うことによって改善します。また、皮膚も成長に伴って抵抗力をつけてくるので、だんだん湿疹ができにくくなってきます。

食物アレルギーによる皮膚の症状を疑う場合は次のような時です。

  1. きまった食品で皮膚の症状が現れる。
  2. きっちりスキンケアをしても、皮膚の症状がよくならない。

2.診断

いちばん大切なのは問診で、聞き取りからあやしい食品をつきとめることです。離乳食の内容をよく伺って皮膚症状との関係を診断していきます。はっきりしない時は食物日記をつけていただき、摂取した食品と同時に皮膚の症状の変化を詳しく書いていただいて、どの食品が疑わしいかを調べていきます。
次に血液検査です。特異的IgE検査で疑わしい食物をチェックし、問診の裏付けをすます。注意しなければいけないのが検査結果の解釈です。特異的IgE検査が陽性だけで食物アレルギーとは診断できず、必ず症状と照らし合して判断します。
検査結果が陽性でも明らかな食事と症状の関係がなければ食べることができます。逆に、検査結果が陰性でも食べてはっきりと皮膚症状がある場合は除去を行うことがあります。そして、問診と血液検査で疑われた食品について、最後に除去試験を行い、1−2週間で皮膚症状の改善があるかどうかをみて最終的に食物アレルギーを診断します

3.治療

原因が確定した食品は除去を続けていただき、6か月ごとに血液検査を繰り返しながら除去を継続するかどうか判断します。摂取を開始する時は「加工品から」、「加熱したものを少量から」など、具体的に食べ方を説明しながら行います。
乳児期に始まる食物アレルギーの一般的な経過としては、徐々に体が慣れてきて卵や牛乳などはほとんどが摂取できるようになります。ただし、年長児から現れるそばやピーナツに対するアレルギーは成人まで続くことが多いようです。